歌っているのは誰か

ツイッターがあってそこでダラダラ流せるから、なかなかこっちにまとめるまで行かないんだよね…考えもコロコロ変わるし。

そんなわけで今回は、音楽理論などなど1ミリも知らない奴がメタルを聴いて気付いたことについて書こうと思います。音楽をやってる人からすれば「ふざけんな!」って部分もあるかも?しれませんが、許してください。こういう見方もあるってことで。

◆歌っているのは誰なのか

巷の恋愛ソングが代表するようなポップスの場合、ヴォーカルが歌っている。

しかし、ヘヴィメタルだと歌っているのがVo.じゃない場合がけっこうある。この記事でいう「歌っている」とは、「曲に感情やメッセージを乗せている」。つまり、楽器隊の主張が激しいメタルの場合、後ろで演奏してると思われた楽器が歌い出す。歌詞の乗せられない楽器が感情やメッセージを歌おうとすると、それはメロディや速さに強く現れる。

ポップスだとVo.の歌声を飲み込むような楽器隊のプレイはまず出てこないから、Vo.が一番目立つ。Vo.("歌手"になることが多いが)で勝負するので歌詞が大事になってくる。

◆ヴォーカルという特殊な楽器

Vo.にできて他の楽器にできない最大の仕事といえば、曲に歌詞をつけることだ。

歌詞を伝えることを「歌う」と定義してしまうと他の楽器がみんな歌えなくなってしまうので、この記事内での「歌う」とは前項で述べた「曲に感情やメッセージを乗せる≒メロディや速さを主張する」こととする。

トレモロリフやブラストビートは叫び、キラーになるメインリフや速弾きは歌う…破壊が叫びで理知的な面が歌というか、ここは私の感覚なんでどうでもいいんだけどもw

この前提のもとで続きは追記。

◆メロディの分担

チルボド信者のブログなのでチルボドで言うと…Needled 24/7は名曲、特にメインリフがカッコイイと言われる。勿論単純にカッコイイ、心に響く!こういうメロディだからキラーになりえるのだが、聴かせ方というのがあるように思える。

ちょっと聴いてみましょう。最初のヴァースが面白くて、後ろの楽器がデデン!テレレレデデン!とイントロに共通する音を出してる部分のVo.には音程がない。しかし次のデーレーデーレーって部分は音程がある。

ここから先もこういう聴かせ方が続く。つまり歌う…主張したい楽器がぶつからずに役割分担をしている。イントロやユニゾン、ソロではVo.は黙るが、もしこんな派手なメロディに声が入ってたら、音程がなくてもぶつかって印象が薄くなるから大抵こうなるんだと思う。聴かせたいところをお互いジャマしないってことだ。因みに次のSixpounderはこの聴かせ方が更に分かりやすい。

◆役割分担で聴く

Sonata Arcticaは完全にVo.がメロディを引っ張っていく。トニーの歌メロ作る能力+美声にはヤニのような、自分の領域を守って(言い方は悪いが)ソロ以外目立たないギタリストがマッチしたんだと思われる。さらにSonataの場合Key.もけっこう派手に歌うから尚更。あとはRhapsodyなどのシンフォ勢もだいたいこれ。

逆に完全にGt.が歌っていくのはIn FlamesArch EnemyなどのVo.がデスボイスでKey.が歌わないバンド。ギター勝負という点ではスラッシュメタルもこっちだが、クリーンボイスは音域が出せるのでそうでもない。

Vo.もGt.もKey.も歌うのがChildren Of Bodom、Vo.がメロディは奏でないもののリズムを重ねるのがうまい+Keyも歌うのがEtarnal Tears Of Sorrow…親戚のKalmahも?こういうバンドがメロディの役割分担・お互いぶつからないことをうまくできると、メチャクチャカッコイイ(個人的感想)

◆この聴き方でみる名曲

チルボドの中ではあまり注目されていないように思えるが、個人的にとても評価が高い曲がある。

Tie My Rope、この記事で書いてきた役割分担を意識して聴くとかなり面白いことをやっているのが分かる。

スラッシーなヴァース1はVo.に音程がなく、ヘヴィなリフを聴かせてくる。Vo.に音程のあるヴァース2では楽器隊がVo.に合わせた演奏をしている。これが珍しくて面白い。

そしてメロディアスなコーラス&ソロ&ユニゾン、まず出るメインリフ最初はVo.が入らないが、多くの場合この手のリフはイントロで出てしまうのでヘヴィなヴァースが続いてからここで来ると更にカッコよく聴こえる。こんだけ(1分15秒)Vo.が黙ってても全く違和感を感じないのが凄い(終わるのまだ?と思わない)。

ニゾンもかなり長くて、更にギターソロに続いてからもう一回メインリフのあるコーラスに行くから前半と後半のメリハリが素晴らしい。

他の方法でインパクトを出してる曲にはWaste Of Skinがある。

メロディのかっこいい曲だからか最初から最後までVo.に音程は無いが、ヴァースなどのパーツごとにVo.の音程が変わったり転調したり、客の叫ぶ\ワッショイ!/やフゥア!yeow!みたいな声にインパクトをつける工夫がちりばめられている。

同じ8枚目でいうと、All Twistedは音程の代わりに歌い方が変わっている。客の叫びもアレキシの叫びもフゥアもある。

書きたいことが書けたので、このへんにしときます。まとめることもなさそうだし。

こういう発見があったので、報告しときますね~って感じですwwこういう変な?聴き方を探していくのも楽しいと思います。

読んでくれた方お疲れ様でした!そろそろ、私にとっての伝説盤や期待のジャーマンメロデスのレビューをしたい…。