COBのアルバムについて語ります

たまに唐突に、Twitterで喚きたくなるので…どうせならここで九枚(2015/11/23追記しました)まとめて騒ごうということで。

フルアルバム九枚について、音楽性や曲やその他私の思ったところを雑多にまとめます。レビュー…とはちょっと趣向が違うかも?チルボドの中での比較みたいな。 

1st/Something Wild

音楽性

メロスピ×ブラック×ネオクラ…様式美ブラックという当時の煽り文は正しかったと思う COBの中では一番メロスピやシンフォといった所謂ニワカ御用達サウンドに近いと思われる。ただキラーといえる印象的なリフ、メロディが少ないのでとっつきやすくはない

全体

若いからこその勢い、音からにじみ出る怒りや悲しみが素晴らしい。これについては九枚中一位、まさに芸術だ!と言いたい これがメロデスの好きなところ…メロデスっぽくないけど。

なかなか一枚聴く気にならないけど、たまに聴いてメロスパー的喜びに浸れるアルバム

曲、曲順

COBのアルバム一曲目はどれもいい、特に偶数盤はキラーチューン、1stはじめ奇数はアルバムトップナンバーにふさわしい(象徴的)。

全曲割と走るので曲順があまり響かない。収録曲は少ないが2nd以降より曲が長い。

特に好きな曲

Touch Like Angel Of Death、Lake Bodom

前者は負の感情溢れるリフがいい、後者はライブで見たのが大きい

その他

このアルバムだけタイトルトラックがない。なんか寂しいw

ジャケに毎回描かれる死神の名前は「Roy」らしい(アレキシ&ヘンカのインタビュー)。何か元ネタがあるんだろうか?

2nd/Hatebreeder

音楽性

北欧美麗メロデス…日本人が大好き系。メロスパーが聴いたらデスボさえ大丈夫ならハマりそう系 1stの次、10代ということで、まだ若々しい怒り哀しみが滲む。特にDownfallからはそれを強く感じる!

全体

1stから格段に進化し、キラーといえるリフやメロディが増えた。というか、これについては九枚中一位だろう でも即効性は実はCOBの中ではそんなに高くないように感じる。それでも十分高いけど

このアルバムが一番好きな人も多い(ように見える) タイトル曲やTowards Dead Endでは音程がついたデスボーカルが現れはじめる。ヤンネが1stからすごく上達したように聴こえる…リズム感とか。

曲、曲順

先頭3曲に(音が)楽しい系を詰め込んだので中盤だれる感がある 先頭3曲と最後の2曲を分散させてほしかった

個人的に、某月刊誌で散々キラーと言われているSilent Night,~はどちらかというとスルメの部類だと感じる。このアルバムのキラーは1曲目と9曲目と、5曲目のイントロ!

特に好きな曲

Downfall…キラーチューンなんてレベルではなかった。初めて聴いた時は凄過ぎて硬直した。ライブのアンコールはこの曲が一番!

その他

Hatebreederのラスト…と次作のラスト曲のラスト、燃えないわけがないな。アレキシ、ヤンネに救われたんだろうなあ←これは妄想

3rd/Forrow The Reaper

音楽性

キラッッキラのブリザードダイヤモンドダスト…って感じで、特にキーボードがきらめいてる 感情爆発っぷりは少しおさまった感ある なんとなく技術的に相当頑張ってる感じ。9曲目のアレキシがやばいのは分かるww他のパートも聴き込みたくなる。

全体

イントロが印象的な曲が多い。しかし個人的には曲単位での印象はそんなに強くない。似た雰囲気の音が多いからか?3rdに似てるっぽい7thもだから、そうかもしれない。このアルバムから、アルバムに一曲が定番となるミドルテンポ曲が入りだす。

曲、曲順

曲順はかなりいいと思うが、Northern ComfortがHate Me!とKissing The Shadowsというド名曲に挟まれたせいで更に影薄くなってる感はある

特に好きな曲

Hate Me!は私が初めて聴いたCOBの曲なのもあり、COB全部のうち二番目に好き。最高なリフだ あとKissing~はライヴでやってくれて感動して好きになった

その他

この三枚目が一番好きって人も見かける。2nd3rd4thが特に人気のようだ

ちなみに私の一番好きな色は鮮やかな青なので、こないだこのアルバムのTシャツが出た時は狂喜乱舞でした。勿論買い!

4th/Hate Crew Deathroll

音楽性

アメリカ市場を意識したらしく、前作までより攻撃的なメロデスになっている。きらびやかな3rdとアグレッシブな5thの橋渡し。ややモダン、ハードコアな路線に寄り、全曲通してとにかくパワフル。こう考えると1stとかぶってまでの赤ジャケもわかる気がする。即効性最強。

全体

あえてこの作品だけレビューやめようかと思うくらい名盤。ライブを意識したと思われるシンガロングパートと、ド派手なキーボードソロが多い。ベースの音が面白い箇所あり。ドラムソロも目立ち、手数やバリエーションも多彩で楽しい。このアルバムまではリズムギターがアレクザンダー(個人的評価はローペより高い・特にヘンカとユニゾンした時の幻想的な感じが好き)。デスボにだいぶ音程がついてくる。本人たちが思った以上に出来が良くなってしまったのではないか?

曲、曲順

曲順が完璧。開幕デデンから全くダレずに最後のウィアヘイクルーッまで突っ走る。ミドルテンポ曲、Angels Don't Killの位置が素晴らしく、この曲がこの位置にあることで後半4曲が凄くドラマティックになる。次のTriple Corpse Hammerblowがただノリの良い曲でなく、叙情を纏って聴こえるようになる。捨て曲なし。8曲目Lil' Bloodred Ridin' Hoodだけ少しパンチ弱いかもしれない。というか他が強すぎ。一枚通して聴く率が高い作品。

特に好きな曲

Angels Don't Killを聴いて私の人生の歯車は遂にがらがらとおかしな方向へ廻りだし…Triple Corpse Hammerblowがガチャン、と鍵をかけたのさ。曲別語りを別記事でしてます

その他

私の人生を変えた名盤。チルボド自身はこのアルバムを超えることができるのか?

5th/Are You Dead Yet?

音楽性

いきなりキーボードが引っ込んだ。前作までのキラキラピロピロ暴れっぷりは何処へ?!所々ソロがあったりはするが、キラキラ☆☆というよりはチラチラ…*という感じである。4thでモダン寄りになったのを更にアメリカンに推し進めたらしく、九枚中一番ブルータル。順番に聴いてきたファンにとっては、衝撃なアルバムだったんじゃないかなー。

全体

このアルバムはボーカルが訴えてる感じがする。 キーボードが引っ込みがちになりブルータルにはなったが、COB節!と言えるような・ネオクラチックな・ドラマチックな・キャッチーなメロディ・リフ・曲が詰め込まれていることに変わりは無い。個人的にはスルメ盤

曲、曲順

冒頭2曲が良い。地味だが名曲だと思う、ライブでもちょくちょく演奏される。タイトル曲のコーラスはアレキシが割と歌っぽく歌っているw逆にこの曲にヤンネの出番はない^^あとIn Your Faceは人気の高い曲らしく、最近はアンコールに置かれることもある。個人的にはアンコールはHate Crew Deathroll→Downfallで何も問題ないし最高だと思うんだけどな。

特に好きな曲

Trashed,Lost & Strungout、Are You Dead Yet?前者は先行EPで出たためか、4th系列のノリのいいドラマチック曲である。後者は聴き込めば聴き込むほど好きになる。

その他

このアルバムの初回限定デラックスエディションは殺人兵器である。殺人兵器である。豪華すぎ。DVDに収録されているオフ映像2本のうち1本はニコニコにうpされていた。うpされてない方も凄いよォ!!

このアルバムは予定より出すのが遅れたらしく、その理由は某デコ広ヤオヤオなアレなんとかフロントマン氏~が泥酔して車の屋根から落ちたことによる。そして、この時一番アレキシを叱ったのはヤンネらしい。で、ヤンネはこの5thのことを「落ちたアルバム」と言っている。…何か繋がりそうで繋がらない?ww

6th/Blooddrunk

音楽性

攻撃的。5thは「重い」、この6thは「鋭い」。1曲目がその象徴で、北欧メロデスというよりはデスラッシュに近い音になっている。しかしそこはCOB、前作で引っ込んだキーボードが今作ではある程度呼び戻されて、4th以前ほどではないにしろキラメロ成分がある。

全体

キラーチューン・名曲が数曲突出しているが、全体的に見るとあまりCOB節…キャッチーさ、派手さが少ない。そのせいかこの6thは低評価の人が多い印象。多くの日本のヘイトクルーがCOBに求めているサウンドは、2nd~4th的疾走感なんだと思う。踊る・走るというより殴るようなサウンドは別のバンドに任せておけば良いんじゃないかな。

曲、曲順

上で言った突出している名曲、とは先頭のHellhounds On My Trailと後半さしかかりのTie My Ropeのことである。ラストのRoadkill Morningもなかなかのノリノリデスラッシュ。この3曲はキラーチューンと言っていいのだが、ライブでは何故かミドルテンポのタイトル曲が定番である。曲順は…まあまあ。というかその3曲以外のインパクトが薄くて順番を考えたことがなかった…。その3曲を分散させたのは良いと思う。

特に好きな曲

Tie My Rope名曲。普段ならイントロに持ってくるようなメインリフと、流麗でキラキラした長いユニゾンを、スラッシー×2の後から畳み掛けられて非常に困る。この曲を何かのミニ・ライブでアレキシとヤンネが演奏する動画がYoutubeにあるのだが…ユニゾンに入る直前、二人が互いに目を合わせるのがめちゃくちゃ素敵である!

その他

恐ろしくもこの世には、Roadkillという分厚いチルボドの写真集が存在する。5thの初回限定版と並んでひどい破壊力です。まるでRoadkill Morningのようである。

7th/Relentless,Reckless Forever

音楽性

前前作のモダン・ブルータル、前作のスラッシーに続いた今作は、ロック寄り。ロックンロール!イェイ!までは行かないが。変拍子が多いし、明らかなキラーチューンが無いので最初はノリにくい。5thもだがこのアルバムもスルメ。スルメタル。

全体

プロデューサーの力なのか、音がクリア。6thは名曲が尖ってて他がまあ、という感じだったが今回は逆で、キラーチューンこそないもののバランス良く佳曲揃い。良く言えば安定感、悪く言えばメリハリが足りない。音がなんとなく3rdに似ている気がする、全然ブリザードではないのに、何だか近い音の感じがある。

曲、曲順

あまり曲順がどうこうとは思わなかった。落ち着きのあるアルバムだ。無い方の音なんだろうけどw

特に好きな曲

ぱっと絞れない。Shovel Knockoutはライブで見て好きになった。Roundtrip~のラストのキーボードソロ、Pussyfoot~の短いがソロバトル、タイトル曲のヤンネ焦らしなどが局所的だが好き

その他

「COBの曲は新しくなるごとに難しくなる」とツイッターでギタリストさんが言っていた。アルバムごとにイメージがコロコロ変わっていくのも、バンドの挑戦・スポンテニアスにってことなんだろうな。

8th/Halo of Blood

音楽性

今までのアルバムの要素を混ぜた結果、2nd×4th+7thみたいな。5thから北欧臭さがだんだん薄れてきていたが、ここでかなりキラキラピロピロした。原点回帰もあるんだろうか。最近物足りなかったキャッチーな疾走感がBURRNと帰ってきた!白いジャケが似合う。

全体

疾走感のある曲・キラーチューンがかなり多い。新たな試みとみられるスローな曲もありスルメな曲もあり、バリエーションに富んでいる。COBの楽曲中最速の曲と最遅の曲が同居しているのが面白い。そうそう、「面白い」アルバムだね。

曲、曲順

曲順というか曲のつなぎが良い。かなりオシャレ。しかしThe Days Are Numburedは、ラストトラックにふさわしかったはず…ボドム曲の直後に置くのはちょっと勿体ないと思う。 1曲目は偶数盤伝統の?キラーチューン、しかもイントロシンガロング曲でノリノリ。その直後に、ブラックメタル臭すぎるタイトル曲が来るのがとてもいい。緩急、変化があって楽しくアルバム単位で聴きたくなる。

特に好きな曲

Damaged Beyond Repair ゲーム音楽すぎる。どう聴いてもラスボスです。今までのCOBには無かった雰囲気の曲でもあって、とても好み。

その他

ジャケのカッコよさは一番でしょう!白いジャケ、バンド15周年を迎えたこと、ニュークリアブラストに移籍したこともあり、新しいCOBの幕開け!みたいな感じがする。ワクワク。初回限定盤(だっけ?)についてるDVDも良かった。アレキシとヤンネがかわいいのじゃ。

9th/I Worship Chaos

音楽性

ややダークでアトモスフェリック。前作で帰ってきた疾走感はまた少し弱まり、突っ走るより聴かせる趣となっている。2nd~4thの所謂「ボドム節」なドコドコピロピロはポイントを押さえて入れられている。6thと7thの良いとこ取りみたいな印象。

全体

ソロが無い曲の存在やミドルパートの多さなどから(チルボドにしては)取っつきにくい感じを受けるが、メロディやリフの質自体は落ちていない。感情と才能に任せて詰め込めるだけ突っ込むのではなく、必要な所に必要なものを適量適切に入れていく、そういう曲の作り方をした結果かなと思う。これもまた彼(ら)の言う「スポンテニアス」な試みなのだろう。あと、今回はなんと歌詞が全曲ブックレットに載ってる上にこれがなかなかカッコイイ。

曲、曲順

アグレッシブな曲と物静かな曲のメリハリがあり、曲順も合わせて最後まで飽きずに聴けるようになっている。

特に好きな曲

Prayer For The Afflicted、All For Nothing スロー2曲。前者は泣ける、後者は秋!って雰囲気。スローな名曲を書けるバンドは本物。

その他

リフを繰り返す回数や曲中でのテンポ変化が多く、「今までのボドム」とはちょっと違うなと感じたが、多分彼らの場合それは毎度のことなんだと思う。いつも新しいことをしてくる。

 

個人的ランキングのコーナー

(2017/8/16更新)

評価の高いアルバム

1.Hate Crew Deathroll

嵐が通るようだ

2.Forrow The Reaper

捨て曲がない 特に技術面で物凄く頑張っている感じがする

3.Are You Dead Yet?

ジャケ&タイトルロゴ、初回特典等にまで気を遣うようになった

 

好きなアルバム

1.Hate Crew Deathroll

最強…っ!

2.Halo of Blood

曲調が様々で楽しい

3.Follow The Reaper

名曲揃い

 

好きな曲

1.Angels Don't Kill

チルボドは大変なものを盗んでいきました

2.Hate Me!

泣けるメロディ 初めて聴いたCOBの曲でもある

3.Downfall

美しい!

 

好きな部分

1.Needled 24/7のソロ前ユニゾン

疾走感がすごい。キーボードがアルバム版と違う優しい音なのもnice

2.You're Better Off Deadのソロバトル

ギターに切り替わる時の入りがカッコつけてて良い

3.Angels Don't Killのキーボードリフ

これだけで泣くわ!

 

好きなPV

1.Shovel Knockout

殴ったり蹴ったりしてくださる!

2.Hellhounds On My Trail

素晴らしい眼光!

3.Everytime I Die

アレキシがかわいい!

 

以上。お疲れ様でした!