悪役とデスメタル

私は悪役が好きだ。

特別、漫画やアニメ、映画などで悪役のことをよく知っているわけではないが、作品を見ていつのまにか感情移入して、応援してしまうのはいつも悪役である。

私はへヴィメタルが好きだ。特にデスメタルが好きで、その中でも、男臭くて必死なデスメタルが好きだ。

この、悪役、とデスメタル、に繋がるところがあると思い、今回の記事を書くわけです。

努力した者が報われる世界…

主人公にも努力描写はある。でも悪役の努力と比べてはいけない。

主人公の修行は、一週間とか、長めで一ヶ月とか、そんなもんだ。毎日の努力もあるだろうけど、主人公にはたいてい、ともに頑張る仲間が最初からいる。先生や師匠もいい感じでいる。可愛い女の子もいたりする。

悪役はひとりぼっちだ。仲間がいても、それは最初から近所や学校にいたのではなく、悪役のカリスマに惹きつけられたり、考えに共感して集まった仲間だ。その中で、いつか憎しみを晴らす、とか大きな夢を見て、人知れず地下の隠れ家なんかで実験している。モニターやスパイを使って主人公たちの研究をしてることもある。それが短期間の悪役もいるが、何年とか、世代を挟んでたりとか、場合によっちゃ百年単位のことがある。涙ぐましい。こういう悪役が私は大好きで、応援してるのだが、まあ悪役だから負けさせられてしまう。理不尽にも。

漫画やアニメはこういうところが理不尽です。もちろんこうではない作品もあるだろうし、努力だけでぼっちの主人公じゃ華がないのもわかる。しかし、こういうのはどうしても胸くそ悪いのだ、私にとっては。(だから最近は見てないね…)

で、デスメタル。努力しなきゃ上にはいけない世界。幸せな境遇で健全に育ってたら多分デスメタルに夢中にはならない。デートでもすりゃいいのに、部屋で練習してる。上手くなるため、成功するため、努力を続けるのだ。でもマイノリティで怖いイメージだから流行にはならないし、こういうことを言いたくないがモテるかいうと…でも目的のために練習しているのだ。最高にロック、そして悪役とかぶるところがあるように思う。

だから、デスメタル界って悪役好きにはとても安心する世界だなって思うんです。もちろんデスメタル以外も好きですが…陰鬱で必死なのが顕著かなあ、って

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